Monthly Archives: August 2011

「法律」がない限り「悪いことではない」

自分の要求を通そうとする意欲(?)、権利(?)が日増しに強くなっているようです.アメリカ国民.常識、というものがどんどんなくなっていきます.最初から「常識」というあやふやなものを求めるのがいけないのかもしれませんけれどね.「法律」で決めてもらわない限り「悪いことではない」という風潮が見受けられます

前にも書きましたが、「自由」と「自分勝手」の境目がひどく見えなくなってきている人の増加におどろいています.

良心の呵責、常識、人を思いやる気持ち、周りを見られる意識などが十分に備わっていれば「自由」はすばらしいもの.しかし、それらがなくなった「自由」は「自分勝手」にしかなりません.

狭い曲がりくねった道路を向こうから車が来るかもしれないから、一応スピードを落として端によせて走るのは常識.前から車が来ることも予測してかしないでか大きい車で真ん中の車線をはみ出して走ってくるのは自分勝手.

相手の気持ちを考えて傷つけるようなことを言ったり、しないことは、人を思いやる気持ち、自分の権利だと言って好き勝手なことをいう、もしくは相手の言うことを聞かないのは、自分勝手を超えて、人の気持ちを考えられない鈍感な人であり常識がない人.

電車の中で自分の携帯が鳴ったのをあわててとって「電車だからかけなおす」というのは周りが見えている人.「電車の音がうるさいから大きいこえで話してよ」というのは単なる自分勝手.

無理に斜めに突っ込んできた車がいるのをバックミラーで見て、少しでも前の車につめて、うしろの車がまっすぐになれるようにする人は、周りが見えている人、まったく気がつかず普通にしている人は、まわりに注意を払えない人

言い出したらきりがありませんが、自由をはき違えている人がどうも増えている、今日この頃.どうぞ、日本の方々、特に日本は国土がせまいですから、常識がない人が集まったら大変なことになります.常識、道徳の気持ちを忘れないでくださいね.

良いこと、悪いことの判断ができなくなった人間は限りなく動物に近づいていくのでしょうか? でも、彼らは必要以上に殺しはしませんね...

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懐中電灯、使わなかった.ポテトチップス、食べなかった.返金して!

今回のハリケーンアイリーンは、場所によっては大きい被害をもたらした反面、ほとんど被害を受けなかった地域もありました.ニュースの指示に従い(?)乾電池、懐中電灯、食料、水、などを買いためた人たちは、使わなかった買いものを返品して返金を受けようとしているようです.

「備えあれば憂いなし」懐中電灯とか、乾電池、水はくさるものではないし、また別のハリケーンだって発生しているのだから、家においておけばよいのに、と思いますが、貧困率の高いアメリカ、毎日の食べるものに困っていたら、そんなことは言っていられないのかもしれません.

しかし、いらないから返品させろ、ということは必要になったらその度に、店に出かけ、いらなくなったらまた店に出かける、ということのくり返し、時間のムダではないのでしょうかね.しかも、ジャンクフード(ポテトチップスやら、ポップコーン、コーラなど)の返品なんて冗談じゃないですよ.返品されたものがまた棚にのぼるわけでしょう? 人が返したポテトチップス買いたくないですよ.もっとも、ほとんど買いませんけれどね.

また、買いすぎてしまった食料を消費するためにパーティーをする人も少なくないようです.これは楽しいアイデアですよね.他の人たちと時間もシェアできるわけですから.「台風が無事に通っていったパーティー」いいかもしれない.さもなかったら、大きい被害にあった人たちに送ることだってできますよね.そうそう、eBayで、売ろうとする人もいるみたい.これからしばらく発電機の出品が多いかもしれせんよ(笑)

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知識、売る気がない店員で溢れている電化製品店

こわれてしまったデジカメを買い替えたくて、大型電化製品店に行きました。あれこれ手に取って見ていましたが、あちらこちらの店員は固まっておしゃべりをしているだけで、私たちに目もくれません。そのうち、一人の店員が近づいてきて、

「何か質問はある?」と聞くので、

「デジカメを探しているのだけれど、今、人気のブランドは何? 価格の差がつくのは一番、どこ、レンズ? ピクセル数?」と聞いても、今ひとつ、私たちの納得できる返事は返ってきません。さらに主人が、

「ミノルタの光学のレンズを付け替えられるブランドがあるって聞いたのだけれど、どこのブランド? (実は、別のカメラ屋さんで、この情報はしっかり得ていたのですが、一応念のために、確認したかったんです。)」

これに対して、彼は

「光学のレンズはつけられないよ」という返事。

「撮った写真が見たいのだけれど、プリントアウトしたものはおいていないの?」

「おいていない」

「また、カメラに別のレンズをつけて、この価格だから、このカメラがお買い得だよ」とその店員が言うので、

「ついてくるというレンズを、実際にカメラにつけてもらえない?」と頼みました。横のガラスケースからそれらしきレンズを取り出してきた彼は

「いや、付け方がよくわからない」ですって。

「はぁ〜?」 わからないと正直に答えたのはほめてあげるけれど、知識がある人を店員にしておいてくれなかったら、質問する意味がないじゃない。そうですよね。わたしの「あ〜あ」という雰囲気が伝わったのか、彼は近くに歩いてきた店員とまたおしゃべりを始めました。

別にぺこぺこして欲しくはないけれど、でも、質問にはきちんと答えられる知識、真摯な態度が欲しいです。でも、これは無理な願いかもしれません。明日にでも、カメラ専門店に行ってきます。

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真っ暗な中の土嚢づくり。まるで犯罪者

昨日の夜11時すぎ、カタッ,カタッという音がどこからともなく聞こえてきました。「?」何の音だろう、と耳をすませながら地下に降りてみました。

何と、sump pump が作動しているではありませんか! sump pump というのは、ベースメントに水が入った時などに水を吸い上げ外に出してくれる機械です。ベースメントは地上より低い位置にある事が多いので、昨日のような大雨が降った時などに地下水がしみ込んできたりしてしまうんです。だから、アメリカの家はベースメントに必ずといってよいほどsump pumpをおいてあります。

ベースメントの電気をつけて調べてみると、大変! 昨日、フタをしたはずの窓から水が漏れているではありませんか!

大雨の中、主人は外に調べにいきました。

「ベースメントの窓がまわりの土の高さより低いからそこが水たまり状態になっている」というではありませんか。何とかして、水の流れを変えなくてはいけない、という事で、にわかに土嚢作りです。ゴミ袋に園芸用の土を入れて土嚢を5袋作りました。土嚢作りなんて、この長い人生はじめての経験ですよ。主人がそれをじょうずに積み上げて、さらに、真夜中にシャベルで水が流れるような溝を掘ってくれました。まるで、犯罪者ですよね。大雨の中、シャベルを持って地面を掘っていたら、すごく怪しげです。しかし、警察は来ませんでした。よかった〜。

そのおかげで、窓からの水もれはしっかりストップ。といっても雨の強さによってはまた、水が流れてくるかもしれない、とソファに座ったものの落ちつきません。sump pumpが動く音を聞きながら、とにかく停電しない事を願いました。停電してしまったらsump pumpが動かなくなってしまいます。そうしたらベースメントが水浸し、なんて事にもなりかねません。最悪の事態を考えて、荷物を上の方に上げました

幸いな事に、今回は停電はありませんでした。雨もそれほどひどくなく、sump pumpは動きましたが、とても間隔が離れていたのでそれほどの心配をせずに夜を過ごす事ができました。

結局ベッドに入ったのが1時すぎ。そして主人は4時に、私は5時に目がさめて、地下室の点検です。でも、大丈夫。水漏れはありませんでした。
大雨の水が流れてきたら、私たち、無力なんです。

ベースメントが洪水になった方、停電になってしまった方達がたくさんいるようです。次の台風が来る前に、水が漏れた窓のあたりを改造しなくてはなりません。

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ハリケーンが原子力発電所に与える影響は?

TVでは、スーパーマーケットで、数日間の食料、水を買う人たちの姿、ガソリンスタンドで満タンにしようとする車の列、空っぽになった海辺、そして波、洪水であらわれる道路の姿は流されていますが、洪水が原子力発電所に与える影響はいったいどうなのか、不安を感じます。

先日、近所で大雨が降ったときに、原子力発電所が停電になりました。4、5時間の事でしたし、緊急用の電気が流れて別に問題にはなりませんでしたが、そうはいっても、そういうニュースがほとんどTVで流れないのがとても気になります。強制的に避難命令が出た、アトランティックシティーの約10マイル南に、原発が一つ、そして、ウィルミントンから18マイルほど南にもう一つ、原発があります。

もちろん、ニュージャージー、デラウェアなど、緊急事態宣言が出ていますから、原発に細心の注意をはらい事故が起きないであろうと思うのですが、それでも何も伝わってこないのは、何も起こるはずがないという根拠がない安心感、もしくは触れたくない、からとりあえず何も言わないでおこう、という姿勢のあらわれか、ついつい、勘ぐってしまうんです。

福島原発のような津波の心配はないですが、波の高さは10メートルくらい行くかもしれない、と予測されています。本当に大丈夫かしら? ウーン、何か隠されているのではないか、と思うのは、東京電力関連のニュースの見すぎかも。

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デッキかたづけ完了。おにぎり作って、そうだ、デッキを塗り替えよう!

「嵐の前の静けさ」の朝でした。
しかし、お休みしているわけにはいきません。デッキのテーブルをひっくり返し、イス、鉢植えを家の中にしまって、ワンコのプール、ゴミ箱はガレージに隠しました。ガレージの中は蒸し暑く、ゴミ箱の中のものがくさって臭くなりそう。リサイクルのビンもガレージの中だから、家の中の古い書類を整理してさっさとリサイクルビンに運ぶのもいいかも。わざわざ外に出ていかなくてもすみますし

これで、家の外はきれいになりました。何もないデッキを見ていて考えました。デッキを塗り替えるよいチャンスだ!と。いろいろなものがあるために、どうも面倒くさくなっていたんですよ。こんなチャンスは2度とまわってこないかもしれない。雨がデッキの泥を洗い流してくれるだろうし、パワーウォッシュの必要も、もしかしたらなくなるかも。少し、サンドペーパーをかけて、ゆるくなっている釘は打ちなおして、ステインしてペンキを塗れば、数年は何もしなくてもすむわ。

これからくるであろう台風の事より、きれいなデッキの事で頭の中はホンワカしています。

しかし、デラウェア州は非常事態宣言が出ているんですよね。もう少し緊張感を持たなくてはいけないかしら? 

そうそう、ごはんを炊いておにぎりを作ろうと思ったんだ。皆さん、井上靖さんが書かれた、「しろばんば」よまれました? あの中で、台風の夜に心配してきてくれた近所の人たちにおぬいおばあさんがおにぎりをすすめる場面があるんです。それを思い出しています。

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発電機、板、電池、ミルク、パン、水、そしてポテトチップス

DIY の大型店 Home Depotは、朝6時からやっていたんです.というのも、工事の人たちが現場での仕事を八時から始めるためにはその前に、材料を揃えなくてはなりませんからね。私たちは9時前に店に着きました。案の定、全然混んでいなかったので、必要なベースメントの窓のカバーを買って(最後の2つでしたよかった〜)アメリカの家にはなくてはならないダクトテープを買って、なぜかわからないけれど、秋植えのチューリップの球根も購入しました。お店の人に笑われましたけれどね。「台風の中、球根植えるの?」って。

次はWhole Foods.95から476に入って少しすると、ラジオで「95のデラウェアとペンシルバニアの州境で数台の事故発生で大渋滞」というニュースが。ほんの5分前くらいに通ったところです。渋滞に巻き込まれなくてラッキー。Whole Foodsはいつもより混雑していました。野菜、果物、卵、ジュース、ミルク、チーズなどを購入して、自宅に向かいます。

途中で図書館によって本を返して、主人はその間に酒屋さん。乾電池が足りないのに気がついてWallgreensに行こうと思ったら、普段はすいているのに大混雑。店の中はミルク、パン、乾電池、ミルク、ポテトチップスを買う人で溢れていました。このころはもうお昼すぎていましたからね。人々が活動を始めたのでしょう。

TVでも、海の近くから避難する人が州がチャーターしたバスに乗り込む姿、ハイウェイの大渋滞の様子、Home Depotで人々が、発電機、板、乾電池を買い込む様子、スーパーの棚からパン、ミルク、ポテトチップスが品薄になっている事、ガソリンを買おうとする人たちで車が右往左往するガソリンスタンドなど、映し出していました。そう、あと、現金を手元に置こうと、銀行も混んだようです。

大きい木が多いために、今日風がふくとその風が倒れて電線に引っかかりすぐに停電するんです。あちらこちらでそういう事が起きるものだから復旧に時間がかかります。電気会社の方たちは本当にご苦労様ですよ。暴風雨の中でも電気がスムースに流れている事を確認したり、倒れた電柱の始末に行ったり、働き尽くめです。しかし、なかなか復旧しないと人々から文句を言われたりして。。。 自分の家だって心配だろうに。。。

数日間、ろう城の覚悟を決めました。というよりも、電気がない生活も、それはそれでいいかしらって。携帯電話が使えない時のために、コードがある電話を出してきました。ちゃんとダイアルトーンがありましたよ。これさえあれば、停電でも、電話は通じています。結局、シンプルなものが一番いいのかもしれません。

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「怖いぞ〜」TVは台風のニュースばっかり

ハリケーンアイリーンが近づいているのはわかるのですが、TVのニュースはこの話で持ち切り.

夏の最後に近い週末を海岸で過ごそうという人たちは早いうちに避難するのは当然の事とはしても、まるで、内陸にいる私たちにもものすごい被害が起きそうな口ぶりです.

「備えあれば憂いなし」その通り.しかし、人々の恐怖をあおるのはどうかと思うんですよね.

それと同時に、この近辺の人たちが、普段、ほとんど自然の災害に直面していない事に気がつきます.だから、これだけの大騒ぎになるのでしょう.

家にあるかチェックしなくてはいけないもの
1)懐中電灯、ラジオのための電池.<ー当然です
2)救急時の医療品 <ー救急箱というのがどこの家にもありましたが、今はどうでしょう?
3)携帯電話などの充電 <ーその通り
4)3日〜7日間の食料,水 <ーこの辺、すぐに停電しますからね.うちは卓上コンロがあります.ボンベも
5)3日_7日間の着替え <ー普通、ありません? これくらいの着替え
6)車のガソリン <ー下手にそとにでても、倒れている木などでこの辺は通行止めが多そうです

という事で、今日はどこのスーパーも混むでしょう.うちはベースメントの窓の風防を買いにいかなくてはなりません.今、朝の8時.Home Depotは6時から開いているのでこれから行ってきます.

心の準備は必要ですし、甘く見てはいけないのは当然.しかし、大騒ぎをして、「怖いぞ〜、怖いぞ〜」というのはどうかとも思います.

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地震カミナリ火事親父、ではなくて地震カミナリ台風.そして経済効果

ここのところ天候不順というか地球異常というか、異常気象が続いています.

今週の火曜日には地震がありました.そして、ここのところ雷雲の発生が多く、今日も雷がゴロゴロ、雨がざぁざぁ降りました.夏ですから、夕立があるのはおかしくないのですが、規模がすごいんですよ.さらに強風もふきます.

雨ばかり降っているので、地面がこれ以上、水を吸収できなくなり、芝生に川ができました

そうこうしていたら、今度は台風ですって.しかも規模が大きくて上陸の可能性が大、というのですから、ニュースはこの話題でもちきりです.きっと、明日の午後あたりはパン、卵、ミルク、水、電池を買いあさる人たちでスーパーはごった返すでしょう.避難する時のために車のガソリンも満タンにしておいた方がよいかしら.

台風のおかげで消費が増えて経済効果大、という声も聞こえているので、もちろん台風の被害は少ないにこした事はありませんが、準備を万全にするためにニュースの大騒ぎはかなりの貢献をしているという事になりますよね.

ワンコのドッグフードはちゃんとあるし、卓上コンロも水も一応あるので、何とかなるでしょう.停電したら、暗くなるとともに寝てしまえばよいのですものね.ただ、家のまわりの木が倒れない事、そして地下に浸水しないことだけを願います.

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地震をしらない人が地震を経験すると

東海岸に昨日、突然地震がありました.私も驚きましたよ.だって、地震があるなんて思っていないですもの.最初は突風かな、と思いましたけれどね.

たまたま友人の家にいたのですが、仕事をしていたご主人が部屋から飛び出してきて

「誰かがドアをどんどんたたいている!」 
「いえ,ちがいます.これ、地震です」
「え? そうか、地震か」

そうかと思えば、これはTVでみましたが「爆弾が爆発したと思った」「テロかと思った」<ーちょっと神経質になりすぎか、と思いません?

中には、「自分の家のワンコが遊びたくてソファを揺らしたり走り回っているに違いない」という人も.これはおもしろい.

知らないからしようがないのですけれどね.

しかし、建物が古いフィラデルフィアで働く人たちは地震の発生とともに皆、外に飛び出したようです.しかし、上から何か落ちてきたら危ないのに、頭を守ろうとしている人たちはいません.教えてあげたかった.もっとも建物に耐震性なんてないだろうな..

「ガラスの破片が落ちてくるかもしれないから、口をあけて上をみていたらだめですよ〜」
「大切な頭をカバーしないと、怪我をしますよ〜」って.

言っているほどは揺れていないんです.これが、本当にもっと大きい地震だったら、何も知らない人たちだからパニックが起きて、怪我人の数は膨大なものになったのではないかしら? 「知らないのは怖い...」本当にそう思いました.

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