本屋さんがどんどん消えていく

e-bookなるものの攻撃が日本にも押し寄せてきているようです．

何を隠そう、私もアマゾンのキンドル利用者ではありますが、でも、紙のページをめくるあの手触りに勝るものはない、と思っている一人でもあります．

何でもオンラインというのは、手軽で割安でひどく便利です．でも、そのせいで、ウィルミントンに限らず、全米から本屋さんの姿が消えています．

１０年くらい前には、個人で経営する小さい本屋さんがぽつぽつありました．でも、中古の本を取り扱うとても小さい本屋さんをのぞいてもう、そういう本屋さんは姿を消しました．

去年の夏には、大手のBorder’s という本屋さんが倒産し、店内のCD、書物、雑誌などのセールがありました．本屋さんの中に”30% off”, “Final Sale” なんて赤と黄色のけばけばしいはり紙を見るのは何とも物悲しいものでした．

ウィルミントンには、このBorder’s　が２軒とBarns and Noble が２軒と４軒の本屋さんがありましたから、Border’s　が店を閉じたので、半分の２軒になってしまいました．

それに、Barns and Noble だって、けっして経営が楽なわけではありません．オンライン大手アマゾンに押されて、おそらく青色吐息．先日、Barns and Noble に足を運んだら、本の絶対数はかなり減っていました．そのかわりに、人の目を引く華やかな色のレゴ、ゲーム類、おもちゃが並んでいたんです．

あとはe-book のNook.．　立ち読みする楽しみはどんどん減っていきます．

キンドルでは始めのチャプターをフリーで読ませてくれます．本の内容を読者にチラッと見せてくれるためでしょう．

でも、本を手に取り、重さを感じ、挿絵をパラパラと眺め、ふっと開いたページの文章に目を走らせることはできません．

「便利」「便利」という言葉に流されている私たち．「便利」＝「よいこと」という等式はつねに成り立つというのはもしかしたら錯覚のでは、と思う今日この頃です．

クリックお願いします

にほんブログ村

コンピューターが壊れると。。。

数日前でしたっけ、ユナイテッド空港のコンピューターがこわれ、乗客があちらこちらの空港で足止めを食らう、という事件がありました。

実は、我が家も、飛行機のチケットをとろうとしている時で、サイトが動かず「いったいどうしたのだろう？」と半分怒っていたのですよ。しかし、空港で飛行機にも乗れず、立ち往生の人たちから比べたら、ぜんぜんつらくありませんでしたが。

しかし、何といっても、飛行機は多くの大切な命を運ぶものですから、空港関係のコンピューターには絶対にこわれてほしくありませんよね。きっと、バックアップはあるとは思いますが。そうでなかったら飛行機に乗っていても安心できませんものね。

形があるものは壊れる、とよく言われまうが、コンピューターが壊れると、私たちの生活に大きな支障を来します。それだけ、コンピューター依存の生活だからででしょうが。

家のパソコンだって、別にたいしたことをしているわけではないのに、１日、２日、こわれただけで、まるで大事件のような気がします。メールは携帯でチェックできますし、ウェブだってサーフできますが、やはり、オンラインバンキングなどプライバシーに関する情報を必要とすることはパソコンからやりたいものです。

でも、よく考えてみると、こんなにPCに依存していてよいものなのでしょうか？　便利なことは便利なのですがねぇ。

「便利」という名の下に、実はいらないものが私たちのまわりに溢れていますよね。これ、何とかした方が、いいかもしれません。

ほら、停電すると、家族全員で一つの部屋に集まって、ボードゲームをする光景って見られません？　電気がついてしまうと、それぞれの部屋に入ってパソコンで映画を見たり、ソーシャルネットワークに行ったりするのですが、それまでは、家族が和気あいあいとした雰囲気をかもし出しています。

一見、便利と思われるものに、私たちの生活が支配され、その言いなりに（？）なっている生活、何とかしないと、と言いながらパソコンに向かってこれを書いている私でした。

にほんブログ村

アメリカの銀行は送金に時間がかかりますよ

銀行からお金を自分名義の他の銀行に振り込んだり，もしくは誰か他の人に振り込みたい，というときありますよね。日本の銀行はこの辺のサービスがとても良くできていて，自分の貯金通帳，カードがあればATMで処理できますよね。それに，お金はあっという間に移動します。しかし，アメリカの銀行はそうはいきません。

アメリカでは，自分の名義であっても、ちがう銀行間ではオンラインでトランスファーするのに数日かかりますし，また，そのシステムができるまでは小切手でわざわざ振り込みに銀行まで行く，という作業が必要でした。しかも，小切手がクリアーするのに長くて５日もかかるのですから，本当に面倒くさかったものです。もし，オンラインでお金を動かすことをなさっていない方は，お金を動かしたいときには日程に余裕を持たないと，イヤな思いをしますから，ご注意を。

これは，お金が出る銀行の口座に，きちんとそれだけの金額の貯金があるかどうかのチェックに時間が必要だからそうです。

子どもの学費がおちる銀行に別の銀行からお金を動かしたのに思ったより日数がかかり，「学費がおちない」という恥ずかしい思いをしたことがあります。

オンラインバンキングガできるようになってからは，かなり便利になり，光熱費などなど，オンラインで支払う日も設定できますし，毎月同じ額のものは「くり返して払う」としておけば，わざわざ毎月オンラインで手続きをする必要もありません。でも，今日すぐに振り込む，ということは無理です。

また，便利なことに，電力会社などの会社にしか払えなかったのが，個人にも支払えるようになりました。お金を渡したい、送りたい相手の人の名前，住所を知っていたら、それと金額をオンラインでインプットすると，銀行が手数料なしで相手の人に小切手を送ってくれるんです。どの銀行でもやっているかどうかはわからないので，取引なさっている銀行で聞いてみるとよいと思います。ワイヤートランスファーではとられる手数料もまったくかからないのですから、これを使わない手はありません。Bank of America と取引がある方は，ぜひ試してみてください。Bill Pay Center というページで見つけられますよ。

何でも便利になっていますが，でも，考えてみれば，自分の家にパソコンがあり，つねにインターネットにつなげられている，という状況にある人だけ便利さを楽しめる，というのが事実なんですよね。そうではない人は，今でも銀行に行って小切手で入金したり，お金を送金しなくてはならず，オンラインではかからない手数料を支払うことになります。小さいことですが，ますます「持つもの」と「持たないもの」の差が開いて行くような気がしています。

にほんブログ村