「今週1週間はいじめについて考える週なの」高校生の友人(?)と言っていました.
「いじめについて考えるって、何をするの?」と私
「いじめがどんなに人を傷つけているかとか、いじめられている人がいたら、見ていないで止めに入らなくてはいけない」とか、いろいろクラスメートと話し合うらしい.」
「誰かがいじめられているのを見たことがある?
「もちろん」
「それで、あなたは止めに入ったの?」
「入ったけれど、いじめている生徒はまったくいじめている気持ちはなかったっていうのよね〜」
続けていうに、
「いじめがいけないことくらい、いまさら学校から言われなくてもわかっているし、見たら止めなくてはいけないこともわかるんだけど、友だち同士でふざけているようにも見えるし、いじめかどうかわからないことも多いのよ.それと、その日の気分にもよると思うんだ.」
あまりひどいいじめはなさそうな学校なのかしら、と思ってきいていると、彼女は
「イヤないじめがあったときにね、いじめている側がいじめているつもりがない、という言葉はこわいよ.相手の気持ちがわからないってことでしょ.そう人に「わかりなさい」と言ったってすぐにわかるようになれるわけないじゃない」
なるほど.彼女はいじめられたことがあるのかなぁ?とつい思ってしまいました.とてもかわいらしい、金髪でグリーンの目をした彼女.’ちょっと太めではありますが、愛らしいんですよ.
「どうしたらいいと思う?」という私の問いに、
「わからないわよ.たださ、高校って、人気グループが必ずあるのよ.運動ができる男子とか、モデルみたいな女子を中心にね.その人たちはちやほやされるから、そこに入れない人の気持ちはなかなかわからないかもねぇ.別にみんなと仲良くする必要もないし、話したい人と話していればいいんじゃないの」
ということでした.
そういえば、子供たちが小さい時の誕生会の掟(?)にこんなものがありましたっけ.
「誕生会を開く時にはクラスメート全員に声をかけるように.仲間はずれを作らないように」
もう、ちびまる子ちゃんのように大好きなお友だちだけを呼んでのお誕生会なんていうのは姿を消してしまったのでしょうか?
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